ブラジリアン柔術の練習を積み重ねるほど、道着には「勲章」とも言える汚れが刻まれていきます。
しかし、襟元の黄ばみや、いつの間にか付いた血の跡、全体的な黒ずみは、放置すると清潔感を損ないます。
「普通に洗濯しているのに、どんどん色がくすんできた……」 「血がついてしまったけれど、どうやって落とせばいい?」
今回は、そんな柔術着の「頑固な汚れ」を、自宅にあるものやドラッグストアで手に入るものでスッキリ落とす方法を解説します。
特に白道着には、皮脂汚れが酸化してできる「黄ばみ」が残りがちです。特に襟部分は相手のグリップで、汚れが繊維の奥まで入り込みやすくなっています。
これをリセットするには、「酸素系漂白剤(粉末タイプ)」による「40度〜50度のお湯でのつけ置き」が最も効果的です。
「真っ白にしたいなら塩素系(ハイターなど)」と思われがちですが、柔術着にはおすすめしません。
塩素系は洗浄力が強すぎて生地を傷めたり、逆に不自然な黄色味を帯びさせたりすることがあります。
酸素系なら、生地の強度を保ちつつ、汚れの粒子をシュワシュワと浮かせて落としてくれます。
例えば、以下のギで試してみました

全体に保存の黄ばみが激しく、特に襟の部分は目立ちます。

上腕部分は長期保存による皮脂や洗剤の残りと思われるまばらな黄ばみが顕在化しています。
それをこの方法(酸素系漂白剤、60℃、2時間つけおき)したところ…

全体的にかなり黄ばみを落とすことができました。

上腕部分のまばらな黄ばみも解消しました。
自分や相手の血、擦り傷の血が道着についてしまうことがあります。
血の汚れで最も重要なのは「お湯を使わないこと」です。
血液中のタンパク質は熱で固まる性質があるため、お湯をかけると一生取れないシミになってしまう可能性があります。
ここで活躍するのが、油分やタンパク質を分解する力が強い「中性洗剤(食器用洗剤)」です。
畳との摩擦や、相手の手との擦れで付く「黒ずみ」は、通常の液体洗剤ではなかなか落ちません。
こうした物理的な泥・油汚れには、昔ながらの「洗濯用固形石鹸」が最強です。
日々の少しの工夫で、汚れの定着を防ぐことができます。
どれだけテクニックが優れていても、汚れきった道着では、練習相手に良い印象を与えません。
逆に、使い込まれているけれど真っ白で清潔な道着を身に着けている人は、それだけで「この人は基本を大切にしている」という信頼感を与えます。
「黄ばみには酸素系漂白剤のお湯浸け」、「血痕には中性洗剤と冷水」。
この2つを覚えているだけで、あなたの道着の寿命は格段に延びるはずです。
清潔な道着とともに、また明日からの練習を全力で楽しみましょう!